タカラモノを創りたい…

2009年秋、友人からひとつの相談を受けました。
「少年野球チームの卒団記念に何か特別なモノを作りたい」
友人は、バンド活動や映像制作を私と一緒に楽しんでいた方で
「ならば、彼らの頑張ってきた姿を映像に残してあげよう」
そこから卒団記念DVDの制作が始まりました。
試行錯誤を繰り返しながら無事完成し、2010年2月彼らの卒団式でその映像は上映され、またそれぞれにプレゼントされました。
「子供たちも親御さんもとても喜んでいたよ」
その言葉に達成感を感じました。

 それからしばらくたったゴールデンウィークの頃、一人のお父さんの話を聞くことがありました。
そのお父さんは、卒団式の日以来毎日そのDVDを観て頂いていたのです。
「観たくてしかたなくなって、DVDを観ては子供の成長に涙が溢れる」そんな毎日だったそうです。
 そしてもう少し時間は流れ、お盆明けにその方の話を伺う機会がありました。
「やっと昨日、DVDを観ないでいられる日が来ました(笑)僕の家に大切なタカラモノが増えました。ありがとう!!」

その言葉が私に使命を与えてくれました。
『タカラモノを創りたい…』
私たちは喜んでいただく姿を想像しながら、精一杯想いをカタチにさせていただきます。